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4年後の2020年度、大学入試が変わる。そこんとこ見通して学校選び、してますか?

   

2020年度、大学入試が変わる。最近、頻繁に聞くようになってきた話です。でも、その具体的な内容や、新たにやってくる荒波がどんな波なのか、なかなかイメージがわかない、というのが本音。そこで、2020年度以降、大学入試がどんなふうになっていくのか、私たちはいずれやってくるその波にどう挑んでいけばいいのか、考えてみました。

アクティブ・ラーニングがすでに始まっている

少子高齢化。
高齢者が増えるのに、働ける世代はどんどん減っていくー。
それに加えて、たった10年前と比べても、ずいぶんと変わってきた社会のあり方やグローバル化の波。
 

こういった社会の変化を受け、中央教育審議会は「世の中の変化に合わせるため」、大学入試のあり方を大きく転換していくことを伝えています。これからの日本のためにも、若い世代をこれまでとは違った教育で育てる必要性が高まっているのです。
 

「アクティブ・ラーニング」と呼ばれる、新しい学習指導要領がすでに多くの学校で取り入れられています。
中学入試のための学校説明会などで耳にした方も多いでしょう。

このアクティブ・ラーニングとは、先生からの一方通行的な勉強ではなく、生徒が自ら主体的に考えて動くことが求められており、単に「覚えりゃいい」「解ければいい」といったタイプの勉強とは全く異なっています。
 

今後、大学入試においてはこのアクティブ・ラーニングといった面からも、能力を評価されていくことになりそうです。

大学入試だけではないでしょうね。
各校、そこに力を入れてきた優秀な生徒が、今後社会に輩出されていくわけです。
その能力差で大学入試よりもっと差がつきそうなのが就職活動。
 

中学や高校からしっかりとしたアクティブ・ラーニングを行ってきた学生と、
そうでない学生とははっきりと差がついていることでしょう。
「お勉強ができても、社会人として使えない」といったことにもなりかねません。
 

アクティブ・ラーニングにも見られる大学入試の変化。何がどう変わるのでしょうか。
 

①センター試験の廃止

今の中学2年生が大学を受験する2020年度から、センター試験が廃止となります。
あと四年です。
 
センター試験を廃止して、別の学力テストを導入することになっています。
この新しい学力テストと、センター試験と、いったい何が違うのでしょうか。
 

それは、センター試験は「1回の試験で決まる」という性質であるものに対して、新しい学力テストは「考える力」を問う性質のものになるということ。
つまり、マークシートだけではなく、記述式の問題が入ってくることになります。
段階的にすすめ、2024年度ごろからは、かなり長文で答える記述式の回答を求めてくるような試験になっていきそうなのです。
2024年度入試は、今の小学四年生。新しい指導要領で高校を卒業する予定の、第一号です。
 

と、いうことは。。。。
 

今の小学校五年生の皆さんは、特に「浪人」したくない学年になりそうだと言えるのかもしれません。
浪人した「ゆとり」世代が、「脱ゆとり」世代と闘わなくてはならなかったという話はゴロゴロ転がっていますものね。
 

パソコンやスマホを「読む」「見る」ことが多い現代人。コピペも簡単にできてしまう時代です。それに伴い、自ら文章を書いたりするチ力や、思考力、創造力が下がってきているとも言われています。
記述力。思考力は、一朝一夕で身につくものではありません。先述のアクティブ・ラーニング同様、中学・高校時代からしっかりと身に着けていく必要があるのです。
 

②2019年度から始まる、高校2,3年生向け学力テスト

2019年度からは、高校2,3年生の希望者が受ける学力テストが始まる予定。
これは、自分の学力がどのくらいなのかを本人が把握できるようにしたり、教師の指導をより効率的に行うためのものではありますが、この学力テストは推薦入試などにも使用されてくる見通しです。高校2,3年生の成績を広くみて、推薦入試やAO入試の判断材料としていくわけですね。
 

これまでも中間試験・期末試験といった試験がありますが、より新しい大学受験に向けての指標としやすい性質のものを導入していくことになるでしょう。
 

③各大学の試験もより多角的に

今後は、各大学の入学試験も、受験生の力をさらに多角的に評価していこうという傾向にあります。

プレゼンテーション能力を見たり、個人面接でのやり取り、学校以外の検定試験などの成績も判断材料にしていこうという流れになっていくでしょう。
 

あなたの志望校は、荒波を「生き抜く力」を養うことができる環境をもっているか

そろそろ志望校を絞り込む時期。
「第一志望」をそれなりに意識してきている子が大半でしょう。
 

また、私立中学を受験するような子供や親の多くは、大学まで見通した視点を少なからずもっていることでしょう。
「進学率がいい中高一貫校」
「大学進学に力を入れている中高一貫校」
「大学まで上がれるエスカレーター校」。
それぞれ特徴があり、魅力があるはず。
 

変わりゆくこの先の大学入試に、各私立中学・高校は、どこまで対応できるのでしょうか。
表向きはともかく、実際のところは「現在、生徒集めで精いっぱい」な印象がぬぐえない学校も少なくありません。
 

現在の中学2年生が高校3年生になる2020年度、大学入試は変わります。
その頃、今の6年生は高校1年生。その時にいくらじたばたしてみたって、もうその高校で走っていくしかないのです。
大げさなのかもしれませんが、今どの学校を選ぶかで、大学入試の合否が左右されないとも言い切れないのです。
 

大人の常識や大人が自分たちが生きてきた時代の感覚だけでは、今後子供たちに力をつけてあげられる学校を見極めることが難しくなっているのかもしれません。
 

さらに、大学受験だけを考えていてはいけない時代になっていくでしょう。
現在、普通にあると思われている職業の多くが、20年後にはなくなっているという話もあるくらい、
変化が速くて先の見えない時代に突入しています。
 

来るべき変化、新しい時代に必要とされるのは、単に「お勉強ができる人」ではありません。
強く問われるのが考える力、英語は当然、ツールとして確実に使えることが求められていくでしょう。
どんなに難しい文章の意味を理解できても英語はしゃべれませんー。それでは意味がない、とはっきり切り捨てられていくでしょう。
 

自ら主体性をもって学び、考え、問題や課題に向かって結論を導いていく力。
大切な子供たちが、自分という存在を価値あるものだと思えるように、そんな力をつけさせてやりたい思うのが親心。
 

学校選び、偏差値だけで選んでいてはいけないな、としみじみ感じた秋の夜でした。

 

 

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