EVERYDAY交響曲

働く主婦。仕事、家事、子育て、趣味…全部から交響曲を奏でます!

うちの子、中学受験に向いてるの? これ、とっても重要です。

   

我が家の娘の中学受験が終わりました。無事に第一志望校から合格をいただき、春から中学生になる娘。よく頑張ってくれました。思い返せば中学受験を考えはじめたのは今から4年前、小3になろうというときでした。あの時期にしっかり知っておかなければいけないこと・・・それは、「中学受験に向いている子」と「向かない子」、それぞれの特徴と違い。これから中学受験を考える方に、是非伝えたいことを書いていきたいと思います。

中学受験は親の受験とはよく言ったもの

N612_ekinoho-muwoarukuoyako-thumb-autox1600-14134

 

うち、中学受験するのよ、という話をしたとき、たいてい皆様口をそろえてこういうのです。
「大変でしょう!中学受験は親の受験っていうものね~。」
・・・そうなんです。

中学受験、本当に大変でした。本人もそうですが、もちろん親も。
いや、「親はずいぶん大変だったのよ!」と本当は大声で言いたい気分です。
時間的にも、経済的にも、体力的にも。
そして何よりも、精神的に大変でした。

 

世間には、
「私は何もしてないから・・・」なんて、さらっと言っちゃう受験生ママもいますが、
そんな幸せなママはごく一部
おそらく一般的には「中学受験は、親もとっても大変だ」と認識されていますし、実際そうです。
 

そもそも中学受験なんて、かなりコストパフォーマンス、タイムパフォーマンスの悪い一大イベントなのです。
中学校は義務教育なのですから、放っておいたって進学できる。
それなのに、そこそこの新車が買える(それも軽自動車じゃなく、ワゴンクラス)ほどのお金を塾につぎ込み、
遊びたい気持ちを押さえ、押さえさせ、勉強させ、場合によっては他のお稽古事も休み、
小学生が夜の9時まで塾で勉強。親は弁当を作り、送迎し、子供の宿題に付き合い、仕事の休みは塾の日程に合わせる。
 

そんな生活をしても、
 
受験当日、風邪をひいたら失敗することだってある。
どれだけ頑張っても、本番点数をとれなかったら終わり。
それに、たいていどこの中学校も同じような日程で試験があるものですから、
あっちもこっちも受けることができないし、それこそインフルエンザになろうもんなら・・・。
まさに一発勝負なのです。
 

合格か、不合格か、その2つに1つしかないなんて!
 

高校受験も大学受験も同様なことが言えますが、たいてい本人の実力に見合った結果となるものです。
日程もバラけていますし、滑り止めを複数受けることもしやすい状況です。
それに比べて中学受験ほど本人の力、本人の偏差値と見合わない結果が出てしまうことはありません。
まだ精神的にも幼いところがある12歳の子供。精神的な不安や体調不良の影響がとても出やすく、
そういった意味で、中学受験は「まさか」が起きやすい受験だと言えます。
 

遊びたい盛りの子供に対し、「勉強しない」「成績が上がらない」「ゲームばっかり」と
いったような余計な心配をし続けなければならない親の精神的ストレス。
かなりの負担です。
 

そう、中学受験するということは、
さまざまな犠牲を強いながら、精神をすり減らしながら、
数年後の当たるか外れるかわからない一瞬に賭ける、という大博打なのです。
そういったところを覚悟したうえで、親としてとことん付き合ってやる必要があるのが中学受験。
当然、その辺の内容はちゃんと理解し、覚悟したうえで、中学受験に挑んだ我が家。
 

親子ともども、「子供も大変、親も大変だろう、でも頑張ろう!」と。
そして小3、4と過ごしていました。
でも、実はとっても大切なことを検討し忘れていたのです。

 

「中学受験に向いている子」か、「向かない子」か。それが問題だ

PAK863_ukiwadepukapuka14114449_TP_V
 

我が家の中学受験の中で、検討し忘れていたこと。あるいは誤算とも言えるかもしれません。

 

それは、娘が、

「中学受験に向かないタイプの子だった」
ということでした。
 
検討し忘れていた、というか、「何とかなるかも」と甘く考えていたというか。
直視できなかったというか。変わってくれるかも、と誤算があったというか。
そこんとこは、当然塾の先生も感づいていたはずです。
 

でも、塾は商売です。
もちろん、先生方は一生懸命、子供たちに指導してくださるし、
成績を上げようと頑張ってくださいます。
でも、やはり商売。
まず、子供たちに入塾してもらい、通い続けてもらわなければ、お話になりません。
従って、4年、5年、と学年を経ていっても、
「お子さん、中学受験には向いていませんよ」とは、なかなか言ってくれません。
 

ただ、ここでいう中学受験は難関校です。
当初、できれば少しでも難関校を・・・と(勝手に)考えていた私でしたが、
 
娘が5年生の段階で
「この子、中学受験(難関校)に向いていないな」
 
と確信しました。
 

偏差値的にはそこそことれていたのですが、
どうしても「中学受験向きのタイプ」だとは思えなかったのです。
 

私自身、家庭教師を10年ほどしていたこともあり、その辺の「匂い」を感じることはできました。

性格的にもおっとりしていて、負けず嫌いなところも無し。
精神的にはやや幼く、集中力も途切れがち。
幼児の頃からずっとこの性格は変わらず来ているので、おそらく受験までも
変わらないな・・・という予想を残念ながら裏切ることなく、ずっとそうでした。
 

なんせ、成績が落ちても平気。
問題が解けなくってもあまり気にしない。
いつも上の空で、すぐに忘れる・・・。
・・だめだ、こりゃ。
今はまだ何とかなってるけど、5,6年でどんどん周囲にエンジンがかかってきたら、
この子はきっと置いて行かれる。
 

それまでは、

「中学受験に向きも不向きも関係ない。結局はどれだけ勉強するか、どれだけ点が取れるかってことよ!」
という強気な気持ちではありました。
でも、4年から5年になってどんどん塾の学習内容が難しくなり、時間的にも余裕が
無くなってくるにつれ、そう認めざるを得なくなりました。

 

そう、やはり、中学受験には、向き・不向きがあるのです。
それでも、いくら中学受験に向いていないといっても、
そこは自分の娘ですから
「ここまできたんだから、首に縄をかけてでもゴールまで引きずっていってやる!」
と決意したわけです。
これが正しかったのかどうかはもはやわかりませんが・・・

 

うちの娘は超難関校ではありませんが、そこそこの有名中学の「合格」を勝ち取ることができました。
うちの娘のように、「中学受験に向いていない」子供こそ、塾や親が全力でサポートする必要があるのです。
そして、しっかりとサポートができれば、いわゆる「向いていない子」でも、ちゃんと合格をつかんでくるのです。
周囲の同じ中学の合格者をみていても、似たような子が多いような気がします。
 

ただ、超難関校となると、話は別。
やはり、「ある程度地頭が良く」て「中学受験に向いている子」が、精いっぱいの努力をした結果でなければ、
超難関校は難しいのです。
 

「中学受験に向いてる子」がもっているもの

LISA78_MBAsawaru20141018102912_TP_V

 

受験に向いているタイプ

・「○○中学へ行きたい」という、本人の強い意志がある
・負けず嫌いな気持ち
・必要な時に集中する力
・時間を見ながらテキパキと行動できる能力
 

以上の何が欠けても、いわゆる難関中学への道は険しいと言わざるを得ないでしょう。
 

かかさず宿題をするのも、難しい問題に立ち向かうのも、数年間続く勉強漬けの生活に耐えるのも、
 

「絶対にこの学校に合格したい」という意思があるからです。
これがある子は本当に強い。
ゲームをしたい一心で、さっさと宿題を終わらせる子供っていますよね?
本当にしたいことが目の前にある子供は、恐ろしい程の集中力と成長をみせてくれます。
難関校のどの合格者も、「合格したい」という強い思いを必ず持っているものです。
 

 

受験に向いていないタイプ

・別に行きたい学校はない。親がここがいいっていうから・・・
・負けても平気、悔し泣きなんてしたことない
・集中力が途切れやすい、周囲が気になる
・ダラダラしていることが多い
 

まさにうちの子がこれでした。
(ああ!)
そして、合格した今もそうです。
 

 

中学受験を考える前に

YUUKI150321200I9A4368_TP_V

中学受験は本当に厳しいレースです。
前述したように、博打な要素もあります。
ましてやまだ12歳そこらで、「忍耐」を重ね、もしかしたらとんでもない挫折感を
味わわせることも。
 

だからこそ、まず親御さんにしっかりと考えてほしい。
 

決して悲観的に考える必要はないのだけれども、
上記の「中学受験に向いている子」の要素が全くない子供の場合、
超難関校は難しいと言わざるを得ません。
場合によっては、精神的に成熟してから、高校受験でチャレンジする方がいい場合もあります。
そういった現実をまず知っておくこと。
 

集中力や「この学校に行きたい!」という気持ちなどは、
成長に伴って変化してくる部分もありますが、基本的な性格は
ほとんど変わらないと言っていいでしょう。
その子に向いたペースで勉強できる環境を考えることが大切です。
 

ただ、「中学受験に向かない」=「中学受験を辞めた方がいい」
といいたいのではありません。
 

中学受験に向いているタイプの子のほうが、超難関校を狙うには断然有利です。
でもそうでなくても、大きくペースを乱すことなくコツコツと頑張っていけば
かならず力になりますし、多いな変動がなく成績を維持できれば、それだけ
志望校も狙いを定めやすくなります。
 

 

同じ塾の生徒さんで、いわゆる「中学受験に向いているタイプ」ではなかったのですが、
ご両親がとんでもなく期待しており、髪が抜けるほどプレッシャーに感じてしまった子がいました。
志望校も当然トップ校。でも本人はのんびり屋さんで、全然手が届かない。
そのうち、テストでカンニングを繰り返すようになり、成績が上がらず、
最終的には中堅中学に志望校を変更した子がいました。
 

中学受験を決める前、そして決めてからも、お子さんのタイプを見極め、
余計なプレッシャーをかけすぎないこと。
大事なお子さんを守るために、頭の片隅にでもおいていただければと
思います。

 
冒頭で、「親の受験」とはよく言ったものだと書きましたが、
子供とじっくり向き合って、親子一緒に受験を乗り切ってください!

 
 

 - 中学受験