EVERYDAY交響曲

働く主婦。仕事、家事、子育て、趣味…全部から交響曲を奏でます!

中学受験生+反抗期。親ができることを考えてみる。

   

小学6年生、12歳。そろそろ反抗期を迎える時期でもあり、なかなか親の言うことをすんなりと受け入れてもらえないことも多々あるのです。我が家もそんな感じで、「反抗期だな」と感じています。そんなとき、親としてどのように子供と接していくべきなのでしょうか。

半分大人、半分子供の6年生の心理

反抗期は、子供が親から自立していくためのステップだと言われています。
それまで、何でも親の言うことを聞いてきた子供が、親とは違った自らの考えや意見を持ち、その気持ちに従って行動したくなるのです。

6年生、12歳。その心理は、半分は大人、でも半分は子供といったところでしょうか。

経験的にもまだまだ未熟な自分が持っている考えが、社会的に通用しなかったり合理的でなかったりしても、そんなことを客観的に判断するほど大人ではない。

そして自分の言うことや態度にいちいち指摘したり反対してくる大人が、疎ましく感じてしまいます。

受験勉強のシーンでよく見られるのは、

塾の時間が近くなっているのに、まだ宿題を済ませずにテレビを見ている子供。

親「早く勉強しなさい」

子「今、やろうと思ってたんだよ!うるさいな!」

・・・・・・・。

うちも、このやり取りを何度繰り返したことか・・・・。

こういった状況で子供はたいていの場合、「まだ塾の宿題終わってない、塾の時間までに宿題と、小テストの勉強もしておかなきゃな」とかいうことを自覚しています。

でも、目の前でやっているテレビがとても面白く、「もうちょっと見たい、もうちょっと見ていよう」ということも、同時に思っています。

このある意味矛盾した考えを同時に持ち合わせ、自分ではその選択を合理的にできない・・・、もしくは、どうしたらいいかはわかっているんだけど、実際に行動ができない・・・ということはよくあります。

大人でも、そういうことありますよね。

もうすぐ塾の時間になるんだから、今テレビを消して、すぐに勉強に取り掛かった方がいい。それは解っているけれど、行動できないのです。

半分大人の自分は、「早く勉強しないと・・・」

半分子供の自分は、「もうちょっとテレビみよう」

という状態です。

そして、親が「早く勉強しなさい」と言った瞬間、半分子供の自分が半分大人の自分の陰に隠れ、「今やろうと思っていたのに!うるさいな!」と言うのです。

親にしてみれば、「嘘ばっかり!テレビ見てないでさっさとやりなさい!」とけしかけたくもなります。けれど、子供にしてみれば「半分は本当」なのです。

まだ未熟な表現方法しか持ち合わせていない

私が個人的に思うことは、6年生くらいともなると、例えば何か友達同士のいさかいやトラブルが発生した時、子供は子供なりにそのことに対して何か感じたり思ったり、考えたりすることはもうできる年齢だということです。

その考えが正しいかどうかは置いておいても、少なくとも自分なりの意見や考えを持つことはもうできているはず。
しかし自分の考えや感じたとこを表現する手段がまだ未熟だなと思うのです。

先ほどの勉強しなさい!というやり取りの中でも、子供が

「今、自分でも、もう勉強しなきゃいけないなって思っていたんだよ。でも、このテレビが面白くって、『もう少し見ていたい』っていう気持ちもあって、その両方の気持ちの整理がつかないまま、ついテレビを見ちゃっていた。だから、『勉強しなきゃ』って全く思っていなかったワケじゃないんだよ。だから、嘘じゃないし、そんなに大きな声で怒鳴りつけないで欲しいな」

・・・と言ったりしたら、親の方ももう少し子供の気持ちがわかるっていうものでしょうが、残念ながらこれが言える6年生はごく少数でしょう。うちの子が言ったら、私はびっくりしていまいます。
自分の考えや感じたことを、適切に表現する能力が、まだ十分に育っていないのです。

たいていの6年生は、

「今やろうと思っていたのに!うるさいな!」

という乏しい表現でしか、自分の考えを伝えられないのです。

子供はもう、一人の別の人間になりつつある

小学生時代、というのはなんだかんだといって、子供はまだまだ親のコンロール化にあります。「ダメ!」と言って辞めさせられることもできるし、「やりなさい!」といって、日々のタスクもさせやすい。

ところが、それが崩れてくるのが小学校5、6年生のころ。
自分の考え、意見が少しずつ出てきて、それをうまく表現する術はまだ未熟ではあるけれど、ちゃんと持ち始めている。そんな時期だと思います。

これまでと同じ「やりなさい!」という方法で子供をコンロールするだけでは、うまくいかない状況が多々出てきます。

とくに、「勉強」や「おけいこ事」といたいていの子供にとってはやりたくない事柄については、反抗期の影響が強く表れやすいと思います。
(※勉強やおけいこ事が大好き、という羨ましいお子さんもいらっしゃるので、当てはまらないこともありますが)

つまり、反抗期の子供はもはや、親とは切り離された一人の人間として歩き出しているのです。

お母さんと仲良く手をつないで歩いていた子供が、手を離して自分で道を選んで歩いていこうとしている。
途中、少し寄り道をしたり、ちょっとわき道をのぞき込んだりしたくなる。

そんな時、横で何時までも手をひっぱって、右や左へ連れて行こうとする親が、うっとうしくて仕方がないのです。

親ができる、ただ一つのこと

いろいろな話を聞いたり、また自分の経験上思うことは、やはり

「子供を信じ、子供に任せる」

ということに尽きると考えています。

これは、決して「放置する」ということではなく、

いつでも戻ってこられる「巣」を用意しておき、いつも子供を見守り、何かあればいつでも受け止めてあげられるようにする。

ということだと考えています。

子供に任せる、といことは、親はあまりぐだぐだ言わないということにもなりますね。

ただ、中学受験にはタイム・リミットがあります。
受験の2日前まで遊び倒して、それからやる気になっても遅いですよね。

中には、「それで失敗しても、『自分が悪かった』、と学習すればいい」といった意見もあるでしょう。
でも、私個人的にはそんなのはまっぴらごめんです。

一生懸命頑張って不合格になるならまだしも、頑張らずに不合格になるのではちょっと耐えられませんよね。

なので、子供には伝えることは伝えた上で、まずは子供自身に任せるようにしています。そうして子供の様子を見ていく中で、半分子供の自分があまりにも幅をきかせているな、と思ったら、半分大人の自分が出てこれるような言葉をかけてみています。

先ほどの例であれば、

「あなたのことだから、本当は、もう勉強しなきゃいけないってわかってるんだよね。」

という風に、親は信じている、わかっているよ、ということを言葉で伝えます。
それでも子供が動かない時は、いったん放っておきます。

それで、塾の宿題が間に合わなくて困ることになっても、それでも「今回は失敗したね、でも、これを生かせば次はできると思ってるよ」

と伝えるようにしています。

無責任に「次はできるよ」ではなく、ただ単に「次はできると信じてるよ」とだけ、伝えるのです。

子供によって向き不向きはあるでしょうが、どんな子供でも「親が信じてくれている」というのは、いずれ大きな力になるはずです。

受験生+反抗期。

とっても難しい時期ですが、親としてできることをサポートしていきたいと思っています。

 - 中学受験