EVERYDAY交響曲

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PTAは「任意」のはず。働くママ達に、のしかかる重圧

      2016/08/14

タレントの菊池桃子さんの「学校のPTAは、入っても入らなくてもどっちでもいいはずなのに」という発言が注目を浴びています。ツイッターでも共感する意見が多数でています。

PTA役員を押し付けられた実話

私自身の実体験です。
とっても納得の行かない方法で、PTAの役員を半ば押し付けられた経験がありますので、ちょっと書いてみたいと思います。
 

今年は大丈夫。役員には当たらない。と思い込んでいた

4月。
学校から配られた手紙で、PTA役員決めの日がわかりましたが、その日は仕事でした。
 

まず、役員決めの日が決まるのが遅いのです。職場のシフトは前月末には出てしまっていますので、それから役員決めの日が決まっても、なかなか休みは取れない状況でした。
 

ただ私自身、その前年度に覚悟を決めて役員をやっておいたのです、
しかも、ちょっと大変だと噂の役員でした。一人一回は回ってくる、と聞いていたのであらかじめ手を打っておいたわけです。
 

近々転職をする予定だったので、転職後はすぐ有給が取れないことをも見越し、その前年度に役員をやっておいたのです。
 

実際、その役員の仕事は結構大変でしたが、「これで、もう役員はしなくても大丈夫だろう」と安心していました。
 

ちゃんと作戦通り、うまくいったな、と思い込んでいました。
 

仕事のために欠席した役員決め当日

すっかり安心していた私は、「当日欠席します。一切の決議は、議長に委任します」という趣旨の委任状にサインをして、仕事に行きました。
 

後から考えたら、この委任状が自分の首を絞めることになったのです。
 

でも、その時は「休むなら委任状がいります」と催促もされていたので、深く考えることなく提出しました。

そして、仕事を終えて帰宅したころ、学校から電話がかかってきました。
 

「クラス代表に決まりました。一年間、よろしくお願いします」
 

「昨年、委員をしましたけど!」が通用しなかった

私「え?昨年、私は他の委員をやりましたが。」
学校「他に、だれも立候補がいなくて、くじ引きになったんです」
 

私「困ります。今年は転職もするし、昨年仕事を役員のためにたくさん休んだので、今年はできません。
学校「でも、決まったんです。委任状、出されましたよね?」
 

私「困ります。今年はできないことが分かっていたから、昨年役員をしたんです。他に役員されてない方、いますよね?」
学校「みなさん、お仕事をされていたり、下にお子さんがいたりして。くじ引きになったんです。今年から、一度役員した方も、対象になることになりました」
 

はい?
 

そんなこと初耳です・・・。
 

結局、押し付けられた形で、役員をやることになりました。
幸い、他のクラスのママ友が見るに見かねて、「私も役員やるわ、一緒にやろ!」と支えてくれたのが救いでした。
 

自己負担大の役員業務

何だか愚痴ばかりですが(笑)。
まだつづきます。
 

私は歩合制の仕事をしていたので、役員会があるときには仕事を休みました。一か月に2回会議があると、その月は収入が15%ほど落ちました。
 

でもその分は当然保障してもらえるはずもなく、結局一年を通じて数万円の単位で「損失」となりました。
 

また、学校行事への保護者の参加が足りない時など、役員会の途中、保護者すべてに連絡をとり、行事に来てくれるように促したこともありましたが、その分の電話代も自分持ち。
些細なことではありますが、当然携帯代も保障はされません。
 

実態は結構グダグダの会議

仕事の中には、ベルマークを回収して、マークの周りを綺麗にカットし、種類別に張り付けていく・・・といったものもありました。
 

雰囲気は和やかで、お母さんたちが話をしながらチョキチョキ・・・
 

でも、私自身は内心「こんなの、仕事休んですることだろうか・・・」と悶々としていました。要約すれば30分くらいで終わるはずだと思われる会議がグダグダと長くなったり、なかなか結論が出ないことを延々と話し合ったり・・・といったようなシーンが多く、「これだと、働いているお母さんは本当に参加しにくい状況なのではないか」と思ったのです。
 

それでも、やはり頭に浮かぶのは子供のこと。
何か不利益があってはいけない、と思うからこそ、我慢してやり通しました。
 

参観日のあと、ランチに向かうクラスのお母さんたちを見て、「みんな、忙しいんじゃなかったの・・・?」と思いながら、自分は仕事に戻ったときもありました。
 

ただ、それからも毎年役員決めの時期になるとその記憶がよみがえります。
 

現状、この方法しかないのでしょうか?

働くお母さんにとってはもちろん、専業主婦にとっても負担になるPTA役員業務。だれかの時間的・金銭的な自己犠牲がなければ成り立たないものなのでしょうか。
 

菊池桃子さんが提唱したのは、その「選択肢のなさ」なのではないでしょうか。
 

なんとなく、「任意だから、入会しない」とは言えない。言えないから、役が回ってくる。その仕事をするために、自分の仕事を犠牲にする。
 

その悪循環のどこかが断ち切れれば、PTA役員に対する今の考え方も変わるかもしれません。
 

なかなかいろんな問題があるとは思いますが、PTAの仕事自体、お給料が発生するようにしてみるとか、業務全般を外注してしまうとか。
 

もっと父親参加型になってもいいとも思います。そうすれば、単純に戦力は2倍になる。仕事をしていて、子供の親である点はなんら変わりがありません。
(なかなか厳しいでしょうが・・・)
 

この問題は、もう何年もかわることなく議論され続けていると思います。「保育所が足りない」と何年も言っているのと似ている印象を受けます。世代が移り変わっていくから、なかなか解決しない問題なのかもしれませんが、今回の菊池さんの提唱をきっかけに、良い方向へ話が展開していけばいいのですが。
 

PTA。自治会。子供会。
いつ役員が回ってくるのか・・・と、働くママ達は常に重圧にさらされているのかもしれません。
 

 

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