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三次喫煙が妊婦や赤ちゃんに影響する。「服に残った匂い」も有害!

      2016/08/14

三次喫煙という言葉があるのを知っていますか?自分がたばこを吸っていなくても、部屋や洋服についたたばこの煙からうける健康被害があるのです。妊婦や赤ちゃんへの配慮について考えてみます。

三次喫煙とは何?

「自分はたばこを吸わないし、誰かが吸っていてもその煙を直接吸い込まなければ、そんなに心配することはない。」と思ってはいませんか?
 

実は、最近ちょっと気になる話を聞くようになってきています。
 

それは、「三次喫煙」
 

部屋の壁紙や衣類についたたばこの臭いを「サードハンドスモーク」といいますが、実はこのサードハンドスモークは、受動喫煙以上の悪影響があるのです。
 

 

ここ数年、三次喫煙についての研究が進み、以前のように「分煙していれば大丈夫」とも言えないということが分かってきたのです。
 

ある研究によると、わずかなタバコ成分が残っているだけでも、受動喫煙以上に健康に悪影響を及ぼすというから、今お腹に赤ちゃんがいる・・・という妊婦さんには、特に心配な話ですね。
 

喫煙所から出てきた人から、ふっとたばこの匂いがしたり、友達の家が「たばこ臭いな」と思ったことはありませんか?
そういったものがサードハンドスモークです。
 

たばこの成分が部屋や洋服に付着しているため、その後徐々にその物資を吸い込んでしまう、といったことが生じます。

やはり心配なのは、発がん性物質

肺がんの一番の原因因子は、間違いなくたばこだと言われています。つまり、たばこを吸っていなければ、肺がんはかなりの確率で予防できる・・・と考えられています。
 

たばこには、200種以上の有害物質が含まれています。
発がん性物質も50種以上含まれています。ニコチンなどがその代表ですね。ニコチンは、空気中の亜硝酸と反応して発がん性物質となります。
 

また、それらの有害物質によって、気管支喘息やアトピーなどの発症リスクも高くなるという話もあります。
 

そういった有害物質は、お腹の中の赤ちゃんに、どういった影響を及ぼすのでしょうか。

一般的に、胎児は母親が体内に取り込んだ化学物質の影響を非常に受けやすいと言われています。成人にとってはほとんど無害と言えるごく微量の化学物質でも、その基準は胎児にとっても当てはまるとは限りません。
 

むしろ、胎児の方が化学物質に対してより敏感に反応するといった考え方が主流であり、実際にへその緒に含まれていた化学物質を出産後に検証した結果、多くの化学物質が見つかったことも報告されています。
 

つまり、有害物質はお母さんの体内をめぐり、しっかり赤ちゃんにも届いているのです。
 

このように、サードハンドスモークは、わずかなタバコの残り香でも、赤ちゃんや子ども、妊婦さんにとっては受動喫煙以上に大きな悪影響があると言えます。
 

胎児に対してだけでなく、サードハンドスモークからの三次喫煙は、妊婦さん本人にも影響があると言われており、流産や早産のリスクが高まるということもわかっています。
 

それに、もしも家に小さいお子さんがいたら・・・?
その子が舐めた、おもちゃやタオル、洗濯物に「残留有害物質」が含まれていたら・・・?
 

考えると、怖くなってしまいます。

三次喫煙を防ぐために

では、このサードハンドスモーク、三次喫煙を防ぐためには、どうすれば良いのでしょうか。
 

まず絶対に言えることは、
 

分煙では不十分。禁煙を!!
 

ということです。
 

妊婦本人はもちろんのこと、家族も禁煙するのに越したことはありません。
 

「絶対無理!!」という場合でも、「たばこの煙は消えてなくなる」のではなく、「何かに付着して残っていくもの」という意識を持って行動することです。
 

ご主人なら、帰ってきたらまず入浴、それから妊婦である奥様と接するようにするとか、入浴後はたばこを吸わないようにするとか、そういった配慮が必要になってきます。
 

私が学生のとき、生理学の先生が言っていた言葉を覚えています。
 

「妊婦さんは絶対にたばこ吸ったらいかんよ。悪いもんは全部赤ちゃんに集まるんだから。赤ちゃんをフィルターにしてるようなもんだよ。家族も、絶対に吸ったらいかん。」

 

愛煙家にはなかなか辛いところもあるとは思いますが、生まれてくる赤ちゃんの為に、できることからすすんでやっていくことで、ひとつずつ「家族」になっていくのではないかな、と思います。


 
 

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