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イチローの重心は前足。通算4257安打を4スタンス理論から考える

   

2016年6月15日。イチローが、ついにやりましたね!日米通算4257安打という歴代最多安打記録を更新しました。彼がこの偉大な記録を達成したのは、彼の能力と努力量から考えたら、なんら不自然な要素はありません。彼のバッティングフォームを、「重心」や「4スタンス理論」という視点から解析してみようと思います!

イチローのフォームは、重心の位置が独特

そもそも、ローズの記録を更新することがゴールではなかったのだから、と本人はあっさりとした会見をしていましたが、それでもやはり、すごいものはすごいのです。

それというのも、まだ通過点だから。
これからも、記録更新を続けていって、是非私たちを楽しませてほしいと思います!

さて、そのイチローですが、あちこちの番組やサイトでいわれていますが、重心の位置が前足にあると言われています。

もともと、彼の記録は単打が多いことで達成したようなもの。単打が成功するかどうか、というのは足の速さに加え、いかに速くスタートダッシュを切れるか、にかかっています。

つまり、イチローの打撃の一番の特徴は、「打ってすぐに走り出せる」ことにあります。

4スタンス理論

最近、よく聞く4スタンス理論。

スポーツトレーナーの廣戸聡一先生が発表した理論です。

重心の位置を、「つま先:A」か「かかと:B」か、
「内側:1」か「外側:2」か、の4つのタイプに分類し、

そのタイプによって身体の使い方が

「クロスタイプ」か「パラレルタイプ」が変わってくる、というのです。

イチローの打撃の瞬間、その運動軸は右足のつま先側、かつ親指側を通ります。
よく言われる「4スタンス理論」では、イチローはA1タイプ(つま先+内側重心タイプ)に分類され、運動パフォーマンスでは身体をクロスに使うタイプだそうです。

確かに、イチローの打撃と一塁への走りを見ていると、ヒットを打った後の左肩、右足がほとんど後退することなく、そのままランニングフォームへ入っています。

(引用元:http://do-amour.cocolog-nifty.com/yoko/2014/12/post-d7f0.html)

写真はインパクト前ですが、インパクト後は左肩と右足がしっかりと前にでた状態になりますよね。

イチローのように、4スタンス理論において重心が前方にあり、身体をクロス(体幹を斜めにひねって使うイメージ)してパフォーマンスする選手にとっては、左肩と右足が打撃後少しでも早いタイミングでクロスできていることが、それだけ一塁へのランニングのタイミングを早くすることを意味しています。

重心が後方にあるBタイプの選手では、身体をクロスして使うよりも身体を左右対称に使うほうがパフォーマンスがあがるとされており、イチローと同じフォームで打ったとしても、同じ成果は出せないでしょう。

重心や運動軸の動揺が少なければ少ないほど、パフォーマンスは安定し、次の動作に入るまでのタイムラグが少なくなります。

イチローの場合、打撃の瞬間の重心や運動軸が前方に位置して安定しており、ブレがすくない、ということも、一塁へのランニング動作にスムーズにつながっています。

地道なトレーニングと確かな理論に基づいた運動パフォーマンスが、彼の現在の地位を作り出し、驚異的な記録を生んでいるのです。

3000本安打もすぐそこ。
楽しみです!

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