EVERYDAY交響曲

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小山看護師の食事介助 「食べる力」

      2016/08/14

2016年5月16日、NHKプロフェッショナル「仕事の流儀」。食べる力に徹底的にこだわった、ある看護師に密着していました。口からの食事をあきらめていた患者たちの食べる力を回復させる小山珠美看護師です。
 

豊富な知識と経験に基づき、患者の食べる力を評価し、食事の形態やスプーンの形状、長さや大きさにこだわり、これまで2000人以上の食べる力を取り戻してきた、本当に素晴らしい看護師です。そこいらの医師よりずっとスゴイ。
どこから湧いてくるのでしょう、あの熱意。常時20人の患者を担当しながら、一人一人に支援を傾ける。患者以上に頑張らないといけない、とおっしゃっていました。
 

「誤嚥の危険がありますので、肺炎などにならないように、胃瘻を作りましょう。」というセリフは、患者を守る言葉でもあり、病院という組織やスタッフを守る言葉でもあるのかもしれません。小山看護師も言っていたように、「危ないからやめておこう」という判断が一般的であったように思います。

現場での食事介助は非常にあわただしく、患者より少ないスタッフで食事介助せざるを得ない実情があります。そしてスタッフの全員が誤嚥についての十分な専門的な知識がないかもしれない状態で、食事介助をせざるを得ない環境になっている場面をみてきました。結果として、誤嚥を引き起こすことも、少なくありません。
 

強く思うのは、彼女が働いている病院は、とても大きなリスクを抱えながら挑戦をつづける彼女を支持しながらも、やはり患者の安全を守らなければならない、というその両方ともを守りながら、患者の食べる力の回復に取り組んできたんだろうな、とても素晴らしいなということです。
 

ただやみくもに「安全」な方法を選択し続けることが、逆に患者に不利益になっているのかもしれない。
実はリスクと裏腹にある挑戦が、常に医療界に問いかけられている気がします。
 
 
 

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