EVERYDAY交響曲

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病院には必ずいる、「アレ」。夜勤で出会ってしまう霊たち(※実話です)

      2016/07/14

夏ですね。怪談話が恋しくなる季節です。でも、病院には夏だろうと冬だろうと関係なく、「アレ」に出会ってしまいます。周りのスタッフに聞くと、でるわでるわ・・・霊との遭遇話。暑い夏に、このお話でひんやり気分を味わってみて下さい。

病院にまつわる霊の話。確かに彼らは、いるんです。

私は見える人ではありません。一緒に働いている私の周りのスタッフも、ほとんど見える人ではありません。でも、彼女らが口をそろえて言うのは、

「いるよね」

ということです。

なので、まず初めに断言しておきましょう。

確かに、「アレ」は   いる   のです。

不思議なことに、(私も含め)スタッフたちはそのことを理解した上て仕事をしているのです。よく考えたら嫌ですよね!でも、職場であって家ではないから、別にいいや、といった心境で日々仕事に励んでいるわけです。

私自身、ずっと「目に見えないものは信じない」という考えでした。それが自分でもよくわからないのですが、病院で働くようになってから「・・・でもきっといるんだろうな」という考えに変わってきていることに気が付きました。

別に自分が霊にあったり見たりしたわけではないのですが、なぜか半分信じているのです。あまりにも、周囲でそういった話を聞いているからなのでしょうか。

それに、恐ろしいのは自称「見えない人」であるはずのスタッフまでも、よくよく話を聞いてみると、一度や二度は、そういった体験をした人が意外にいる、ということです。

そうなってくると、話はますます信憑性を帯びてきますよね。
具体的にどういった体験話があるのか、身近なスタッフから聞いて集めた話を書いていこうと思います。

体験話その1 ~特定の部屋に現れる霊~

以前、私が務めていた病院での話。

個室である3階の11号室に入院していたおばあさんが、朝私にこういうのです。

「昨日、夜中にドアが開いて、知らない患者さんが入ってきたのよ。しかも、両手をこう、ばたばたしながら。てっきり部屋を間違えたんだと思って、

『部屋が違いますよ』って言ったんだけど、その人はそのまま何も言わずに途中まで入ってきて、それから出て行ったのよ。

だれかしら、会ったことのない患者さんだったんだけど」

私は、

「また出たか」

と思いました。

そこの個室は、「出る」としてスタッフの間では知られていたからです。

以前、同じ部屋に入院していた患者さんも、全く同じことを言っていました。
夜中に、まるで盆踊りをおどっているかのように両手を上げ下げしながらおばあさんが歩いて入ってきた、と。

でも、そこの部屋に出るその霊は、それ以上でも以下でもなく、ただ往復して出ていくだけ。特に被害もないので、患者さんには何もいわず、そっとしています。

体験話その2 ~トイレにまつわる話~

霊は、水のあるところに多くでる、という話もききます。病院の中では、特にトイレ。

今務めている病院では、2カ所のトイレに「出る」と言われています。
そのうち1つは、6階のトイレ。

同僚が用を済ませてトイレの個室から出て手を洗っていると、隣の蛇口の水が勝手に出て、止まらなかったことがあった、というのです。

その蛇口はセンサータイプなので、蛇口の下に差し出された手に反応して水が出ます。

同僚は、「センサーの近くが汚れていたのかな?」と思って放っておいたらしいのですが、いつも清掃員さんたちにピカピカに掃除されているはずなので、おそらくそれはないはず。

誰かが、横で手を差し出していたのかもしれません。

そしてもう1つのトイレは4階のトイレ。

そのトイレからのナースコールがあったのでトイレに駆けつけてみても、
・・・誰もいない。

ということがよくあるそうです。
そのトイレの向かいにある大部屋にも「出る」という話で、患者さんたちが部屋の角を指さすことがちょくちょくある、というのです。

体験話その3 ~エレベーターの扉~

同僚の夜勤担当ナースが体験した話ですが・・・

6階の奥の倉庫に荷物をとりに行き、その帰りに乗ったエレベーター。
ドアを閉めようとボタンを押して閉まるのを待っていたところ、倉庫の方から
誰かが走ってくる音が聞こえてきました。

『あれ?誰かいたっけな?乗ってくるのかな?』と思い、閉じかけたドアを開こうと、エレベーターの「開」ボタンに手を伸ばしたところ。

その足音が止んだと思った瞬間、閉じかけたドアの足元に、ドアを開こうとする両手がかかったのが見えたのです。

思わず固まった彼女ですが、その両手に反応することなくドアは閉まり、自分の病棟に戻った・・・ということでした。

「絶対にいる」と言われている場所で働くことについて

病院なのだから、そりゃあいるわよー。

と、ほとんどのスタッフはいいます。

夜勤帯に仮眠室で寝ていたら足を引っ張られたとか肩をたたかれたとか、

特定の部屋の前を通ると足が重く感じるとか、

誰もいない部屋からコールがなるとか、

そんなことは結構誰しも体験しているようです。

そんな、ある意味特別な環境で働けるのは、なぜでしょうか?

「そりゃ、でるけれど、でもほとんどは害がないから」
「自分だけじゃないから。でも一人だったら嫌だな」
「それより、やんなきゃいけない仕事が多すぎて、怖がってられない」

といった声が聞かれました。

始めは怖くっても、ずっとそこにいると、そのうち仕事の多さと患者さんを預かっているという責任がある、という現実から、だんだんと慣れていけるのでしょうね。

でも、よく考えたら恐ろしいことです。

だって、「私の職場、出るんです」ってことが、当たり前~って環境なんですから・・・。

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